文政六年（一八二三年）、初代当主の車多太右衛門氏が諸国行脚の折に口にした各地の酒の旨さが忘れられず、石川県に酒蔵を構えたのが始まりの車多酒造。山廃造りの代名詞とも言われ、代表作でもある「天狗舞」は、濃厚でしっかりとした米の旨味が際立つことから、米が育ってきた景色さえも目の前に広がるようだと称されるほど。熟練の蔵人が醸す本物の酒造りと、“飲んで旨い酒”を次代に継承していく姿勢を貫き、いつの時代も地の人々に愛される銘酒は食中酒としても人気です。重慶飯店 陳一明料理長の類まれなるマリアージュにご期待ください。ディナー後半には君嶋氏セレクトの赤ワインとともに、Mystic Waters の演奏もお届けします。

リッジ・ヴィンヤーズは、カリフォルニア州を代表する名門ワイナリーで、1986年に大塚製薬株式会社が取得しました。その名声はヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。ワイナリーはシリコン・ヴァレー近くのサンタ・クルーズ山脈中と、サンフランシスコの北、ジンファンデルの本場ソノマ郡にあり、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも創立以来一貫してこだわり続け、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。当日は特別蔵出しダブルマグナム（3ℓ）をご堪能いただきます。スムーズでエレガントな味わいをサスティナブルにこだわったフレンチとともに。ローズホテル横浜洋食部門総料理長の石井亮介シェフがフランス料理をリッジの特徴にあわせたコースに仕立てます。

2024年ローズホテル横浜グルメサミットのフィナーレを飾るのは「シャンパーニュ ティエノ」。創業者のアラン・ティエノは仲買人として20年以上の経験を持ち、30haのグラン・クリュとプルミエ・クリュの葡萄をいかしたシャンパーニュは世界的に評価を高め、数々の賞を受賞した実績もあります。フルーティーでフレッシュな酸とヴァン・ドゥ・レゼルブを贅沢に使用したティエノ社のスタイルは、奥深くエレガントで絶妙なバランスが楽しめるシャンパーニュです。華やかなシャンパーニュに合わせるガラディナーのお料理は、重慶飯店の中華料理とローズホテル横浜のフランス料理をマリアージュさせ、一夜限りのコース料理をご用意いたします。当日は、同社アンバサダーのジェフ・ラガルド氏をお招きしナビゲートしていただきます。華麗な最後の夜をどうぞお楽しみください。