世界中のレストランとゲストを繋ぐプラットフォームの開発・提供を行う株式会社TableCheck(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:谷口 優、以下、テーブルチェック)は、試験運用期間を経て2024年2月9日から正式に新たな有料優先案内サービス「TableCheck FastPass(以下、テーブルチェック ファストパス)」の提供を開始したことをお知らせします。 *当社調べ
あの行列店も有料優先案内で待たずに楽しめる
新サービス「TableCheck FastPass」、年内300店舗導入へ
テーブルチェック ファストパスは、ゲストが手数料を負担する有料の優先案内サービスです。これまで何時間も並ばなくては体験できなかった行列店の食事も、テーブルチェック ファストパスをご利用いただくことで待つことなく確実に入店できるようになります。テーブルチェック ファストパスは、旅行客など時間に限りがあるゲストや、より来店意欲の高いゲストに特に有効活用していただけるサービスです。また、言語の壁による訪日客との予約トラブル予防にもつながります。
これまで飲食店は、繁閑差などの需要の変化に関わらず同一価格で商品・サービスを提供してきましたが、需給バランスに応じた価格設定をテクノロジーによってより最適にすることで、レストランの利益を最大化しながら、ゲストの利便性や体験の向上も同時に行えるようになります。
本サービスの第一弾として、提供開始2024年2月9日時点で、国内人気ラーメン店6店舗をテーブルチェック ファストパスでご予約いただけるようになりました。今後はラーメン店に限らず国内の人気の高い行列店に導入いただき、2024年中にテーブルチェック ファストパス導入300店舗を目指します。
需給バランスに応じた価格最適化が業界課題を解決する
手数料が飲食店の新たな収益源に
テーブルチェック ファストパスは、手数料を支払うことで並ばずに人気店に確実に入店できる、という新たな選択肢を提供する優先案内サービスで、同サービスを導入している飲食店の公式予約ページからどなたでもご利用いただけます*³。優先案内予約時にクレジットカード情報を登録し、ご希望の日時を選択、必要事項をご記入の上、手数料をお支払いただくと、優先案内予約が完了します。テーブルチェック ファストパスは、デポジット制や事前支払制とは異なり、優先案内の手数料はキャンセルの場合も含めて返金されず、テーブルチェック ファストパス導入店と当社でレベニューシェアされる仕組みです。
【新たな収益源をつくり、飲食業界の課題解決へ】
テーブルチェック ファストパスは、「行列に並ぶことなく確実に人気店を利用できる」というゲストへの価値提供だけでなく、飲食店に「優先案内の手数料」という新たな収益源をつくることで、これまで日本の飲食業界が長年抱えてきた課題の解決につなげます。昨今、原材料費や人件費などのコスト高騰が進む中、ほとんどの飲食店は客離れのリスクを懸念して、コスト高騰に見合った値上げができていないのが実情です。経営が逼迫している企業が多く、飲食企業の倒産件数はこれまでにないほど高い水準*²で推移している危機的状況です。繁閑差などの需給バランスの変化に関係なく同一価格で商品・サービスを提供する飲食店のビジネスモデルでは、利益獲得の機会損失が多く発生してしまっています。テーブルチェック ファストパスは、上記のような課題解決の一助となるべく、価格の最適化を通じてゲストにもメリットを提供しながら、飲食店の利益最大化を可能にするサービスです。
*2…帝国データバンク「『飲食店』倒産動向調査(2023年)」より
*3…テーブルチェック ファストパスをご利用いただくには、一部の店舗を除きTableCheckアカウントの作成が必要です
TableCheck FastPass先行導入店舗様の事例
導入前は整理券制で最大6時間待ちの行列ができていたという同店。訪日客からの人気も高く行列の6割ほどが海外から来店したゲストだった。整理券制では指定の時間に戻ってこないなどのキャンセル被害にもつながっていたという。2023年11月からテーブルチェック ファストパスを先行的に導入し、午後の部のみ手数料500円/人(税込、以下表記の金額はすべて税込です)で優先案内予約の受付を開始。毎週土曜日に翌週1週間分の優先案内席の予約を受付けているが、3分ほどで満席になることも。導入後すぐに訪日客もスムーズにテーブルチェック ファストパスの利用に移行し、現在も午後の部の訪日客の割合は6割と高いまま。テーブルチェック ファストパス利用のゲストは行列に並ぶ必要がなくなったことで、顧客満足度が向上し、再来店につながりやすくなった。事前に手数料が支払われているため、キャンセル被害もなくなった。
ラーメン業界でも話題の店主・甲斐康太さんが運営する人気ラーメン店。同店は、テーブルチェック ファストパス導入前の2022年から戦略的に値上げを実施してきた。2022年6月まではラーメン一杯690円で提供していたが段階的に値上げを実施し、2023年12月からは約1.6倍の1,100円に。そして、2024年1月からテーブルチェック ファストパスを導入し、手数料390円/人を設定。店主・甲斐さんの価格戦略の目的は、提供している体験価値に見合った利益を確保し、スタッフの労働環境や待遇を改善することだ。時給の引上げ、長時間労働の廃止、福利厚生の充実を図り、見事人手不足を解消した。
史上初ミシュランの星を獲得したラーメン店として世界的に有名な同店。「ラーメン一杯1000円の壁」に風穴を開け、一杯2,000円~4,000円の高級ラーメンを提供するなど、商品価値を高め業界の地位向上に取り組んできた。もともと訪日客からの人気が高く約8割が訪日客だったという。2023年12月にテーブルチェック ファストパスを導入し、手数料を390円/人に設定。導入後、テーブルチェック ファストパスの利便性の高さが日本人客の間で話題となり、日本人客数が導入前の1.5倍にまで一気に増加した。
行列のできる人気ラーメン店を予約できる、Tablecheck FastPass特集ページ
現在、国内の人気ラーメン店6店舗でテーブルチェック ファストパスのご利用が可能です。行列のできる話題店やミシュランガイド掲載店など、ラーメン好きなら一度は訪れたい人気店をテーブルチェック ファストパスで、行列に並ぶことなくお楽しみいただけます。下記特集ページからテーブルチェック ファストパスをぜひご体験ください。
「安すぎる日本」、価格最適化で脱却
今こそ飲食業界のビジネスモデルに変革を
最近「安すぎる日本」という言葉をよく耳にするようになりました。実際に日本の飲食店の価格は30年前からさほど変わっていません。その背景に、日本人の実質賃金が下がり続けている、という動かしがたい事実があります。飲食店は客離れを恐れて思い切った値上げができない。値上げができないから、賃金も上げられない、というジレンマに長い間陥ったままです。この状況から脱却するには、需給バランスに応じた価格の最適化、つまり値上げを断行するしか道はない、というところまで日本の飲食業界はきているのではないでしょうか。テーブルチェック ファストパスは、テクノロジーで飲食店の価格最適化とゲストとのより良いマッチングを提供し、飲食店のビジネスモデルに変革をもたらし得るサービスと考えています。日本の食文化と飲食店を愛し、支援する企業として、日本の飲食業界が抱えている課題を解決できるきっかけとなりたい。そういう思いでテーブルチェック ファストパスのサービス開始に至りました。
飲食店とゲストのより良いマッチングで、外食体験を向上させる
ダイナミックプライシングへの第一歩
当社が創業当初から掲げているミッション「Dining Connected 世界中のレストランとゲストを繋ぐプラットフォーム」には、飲食店とゲストの最適なマッチングを通じて、双方に対して同時に新たな価値を提供する中立なプラットフォームであること、という意味が込められています。テーブルチェック ファストパスは、先述した飲食業界の課題解決の一助となるだけではなく、ゲストに対しても「時間」や「確実性」を担保をすることで、外食体験のさらなる向上、という新たな価値を提供しています。飲食店とゲストのより良いマッチングを目指して、今後もダイナミックプライシングやパーソナルプライシングに関連する新たなサービスの展開を予定しています。世界に誇るべき日本の食文化を維持・発展させていくために、常に飲食業界に変革をもたらすリーディングカンパニーでありたい、と願っています。
ー本件に関するお問い合わせー
【報道関係者の皆様からのお問い合わせ】
株式会社TableCheck PR担当:望月
MAIL:tc-pr@tablecheck.com
【飲食店の皆様からのお問い合わせ】
株式会社TableCheck サポート宛
MAIL:support-restaurants@tablecheck.com