TableCheck、白馬村MaaSプロジェクト 「白馬ナイトデマンドタクシー」と提携
飲食店のネット予約で、オーバーツーリズム課題解消へ
世界中のレストランとゲストを繋ぐプラットフォームの開発・提供を行う株式会社TableCheck(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:谷口 優、以下、テーブルチェック)は2023年12月1日、白馬村のMaaSプロジェクト「白馬ナイトデマンドタクシー(以下、HND)」と提携し、予約システムの提供を開始いたしましたので、お知らせします。
移動から飲食店予約までネット予約導入。オーバーツーリズム下の人手不足、言語課題に対応
テーブルチェックは、白馬村内でAIオンデマンド乗合タクシーを運行するMaaSプロジェクト「白馬ナイトデマンドタクシー(以下、HND)」と提携を開始しました。訪日客から人気の白馬村において交通、飲食店予約をオンライン化し、人手不足や言語課題に対応することで、オーバーツーリズム課題の解消を目指します。
HNDと飲食店の予約ができるプラットフォームアプリ「HAKUBA Do」に掲載される30店舗の飲食店が、言語や時差の壁なくオンラインで即時予約することができるようになります。同アプリ上から飲食店のネット予約が完了すると、交通サービスへと誘導され、HNDを利用して予約した飲食店に訪れることが可能になります。
HNDは、国土交通省の共創モデル実証プロジェクトの事業採択を受けて、2022年に実証実験が開始されました。AIを活用することで、最少の車両台数で多くの乗客を移動需要に基づいて送迎することを可能にしています。昨年の70日間の実証実験では、サービス満足度が5段階評価中最高評価をつけたユーザー割合が9割、さらに外国人の登録者割合が全体の7割を超えており、訪日客の移動課題を解決するサービスとして実証されています。同サービスは、今年12月から本格的にサービス提供が開始されます。
コロナ前の約3倍に。インバウンド外食市場 飲食店側の課題「言語の壁」。ネット予約で解決を
2023年10月の訪日客数が初めてコロナ前2019年同月を上回り、すでにインバウンド市場はコロナ前にまで回復しています。特に、外食市場においては、訪日客の予約人数はコロナ前の約3倍にまで増加しており*¹、日本で外食を楽しみたい、という訪日客のニーズはコロナ前以上に急激に高まっています。
これまでにない活況を呈するインバウンド外食市場ですが、飲食店側では対策の遅れからオーバーツーリズムが課題として浮き彫りになっています。特に予約、接客、電話などの対応時の「言語の壁」は多くの飲食店にとって大きな課題となっています。
当社の予約システムは18言語に対応しており、ネット予約を導入することで、言語と時差の壁を解消することが可能になります。今回のHNDとの連携を通じて、白馬村においても急増する訪日客が、日本での外食をより楽しめるようサポートしてまいります。
*当社の予約システム利用中の飲食店全国約7,000店舗の予約データを集計
「白馬ナイトデマンドタクシー(HND)」実施概要
■白馬ナイトデマンドタクシー(HND)の運行
運行期間 2023年12月18日(月)~2024年2月29 日(木)
運行時間 17:00 ~ 23:00
車両台数 4台(ハイエース3台・コミューター1台)
運賃 500円/回
予約方法 予約制で運行、予約は専用アプリで当日の9時から可能
■飲食店ネット予約:TableCheck連携
交通と飲食においてオンライン予約の環境を整え、プラットフォームアプリ「HAKUBA Do」でこれらを結びつけます。
HAKUBA Doでは、TableCheckの予約システム導入店舗(30店舗)の情報を集約・紹介し、ネット予約を促進。TableCheckで予約が完了すると、交通サービス(HND)へ誘導する仕組みです。
■住民向け期間定額乗り放題プラン
HAKUBA Doでマイナンバーと連携することで、住民向け期間定額乗り放題プランを設定します。
期間 HNDの運行期間
料金 3,000円/人
本事業の実施主体は、交通事業者を含む複数の主体で構成される連携体で、昨冬の実証運行に参加した事業者を中心に、新たなメンバーを加えて「チャレンジ白馬」として連携します。
ー連携企業ー
白馬村/アルピコタクシー株式会社/アルプス第一交通株式会社/白馬観光タクシー株式会社/有限会社白馬交通/アルピコ交通株式会社/SWAT Mobility Japan 株式会社/BIPROGY株式会社/一般社団法人 長野ITコラボレーションプラットフォーム/国立大学法人信州大学/株式会社TableCheck