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2022年3月9日 · 読了時間:4 分
SNS代表格の1つ「Twitter」を活用すれば、飲食店の集客力を上げることができます。ただし、利用する際には炎上対策などいくつか注意すべきポイントがあります。
本記事では、Twitterで飲食店の集客力を上げる具体的な方法や運用のコツを紹介していきます。
Twitterとは、伝えたい情報を短い文章で即時に発信できる無料のサービスです。Twitterは、アカウント登録した利用者同士が交流できる会員制サービス(SNS)のひとつとして位置付けられています。
総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、2020年の日本国内におけるTwitter利用率は42.3%(全年代)でした。Twitterの特徴や始め方について確認していきましょう。
出典:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
Twitterの特徴
ほかのSNSと比べた上で、Twitterならではの特徴には以下の点が挙げられます。
拡散されやすい
投稿する文字数の制限がある
若い世代の利用率が高い
Twitterには、誰かが投稿(ツイート)した文章を再びツイートする「リツイート」という機能があります。リツイートすると、内容を知り合い(フォロワー)全員と共有可能です。リツイートを確認した人がさらにリツイート、という流れを繰り返していくことで、最初の発信者が知らない相手にまでどんどん拡散されていきます。
Twitterには、原則140文字という制限がある点も特徴です。短い文字数制限が利用者の気軽な投稿を後押ししています。
総務省の調査では2020年に10代のTwitter利用率が67.6%、20代が79.8%だったことを見ると、特に若い世代の利用率が高い点も特徴といえるでしょう。
出典:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
Twitterの始め方
Twitterを始めるまでの流れは、以下のとおりです。
Twitterのアプリをダウンロード
アプリを開き、アカウントを作成(「名前」「電話番号」「生年月日」を入力)
入力した内容を確認し、問題なければ登録
登録したメールアドレスもしくは電話番号に届いた認証コードを確認
認証コードを入力後、プロフィール画像を設定
上記の手順を完了すれば、下部にある羽のマークをタッチして最初の投稿(ツイート)ができます。
なお、アカウント作成は以下公式HPから可能です。
Twitterは、個人だけが利用するものではありません。企業も存在感を確立するために、Twitterの活用を重視している傾向にあるのです。
飲食店のTwitter活用には以下のメリットがあるといえます。
店の情報を瞬時に拡散
Proアカウントなら広告がより簡単に
お客さまと気軽にコミュニケーション
3つのメリットを詳しく解説します。
1. 店の情報を瞬時に拡散
特徴として紹介したとおり、Twitterには「リツイート」機能があるため、瞬時に拡散しやすいです。そのため、新規オープンや新メニュー発表など、来店したことがない人に知ってもらいたいときにも役立ちます。
より効果的に拡散するには、「ハッシュタグ(#)」をツイートに付けることが有効です。投稿に関係することを#の後に加えておけば、その分野に関心を持つ方の目に届きやすくなります。
2. 拡張機能を利用して集客アップ
一般利用者のアカウントではできない機能を備えた、商用目的のProアカウントを利用すれば、さらなる集客アップにつながります。例えばProアカウントでは、数回のクリックで簡単に多数の利用者に宣伝する「クイックプロモート」を利用可能です。
ただし、Proアカウントを利用するためには、Twitterの利用者契約に複数回違反していないことや、プロフィールのあらゆる項目が設定されていることなど、いくつかの条件があります。
出典:Twitter「Proアカウント」、Twitter「クイックプロモート」
3. お客さまと気軽にコミュニケーション
今まで接点がなかった人と、気軽にコミュニケーションを取れることもTwitterの魅力です。飲食店のツイートを見た方から、好意的な気持ちを示す「いいね」をもらえたり、内容に対して返信(リプライ)をもらえたりすることもあります。
また、お客さまのツイートに対して飲食店側から定期的に反応すれば、さらに関係が深まるため、リピーター増につなげられる可能性があります。
Twitterのアカウントを開設しても、そこから集客につなげるアイディアがなければ意味がありません。飲食店がTwitterを活用して集客をするには、以下の方法が有効です。
お客さまのニーズをチェックする
クーポンを発行して来店を促進する
キャンペーン実施で知名度を上げる
3つの活用方法について、詳しく確認していきましょう。
1. お客さまのニーズをチェックする
Twitter利用者の中には、感じたことをすぐにツイートするユーザーも少なくありません。そこで、自店をTwitter上で検索すれば、利用後にお客さまが感じた率直な感想がわかります。
店頭のアンケートでは把握できないお客さまの本音を知ることで、自店の客足がどうであるかといった分析もできるでしょう。また若い世代のニーズをチェックしておけば、新商品開発の参考にもなります。
2. クーポンを発行して来店を促進する
自店のTwitterを見たユーザーに対してクーポンを発行したり、ドリンクをプレゼントしたりするキャンペーンを実施すれば、自店のツイートに興味を持ってもらえるだけではなく、来店につながる可能性が高まります。
興味を持った方が実際に店に足を運びやすいように、プロフィール欄には営業時間や休業日、住所などの店舗情報をしっかり記載しておくことが重要です。
3. キャンペーン実施で知名度を上げる
Twitterの拡散効果を期待してキャンペーンを実施するなど、自店の知名度を上げることも大切です。例えば、期間内に対象の飲食店をフォローやリツイートしてくれた方に、前項と同じようにクーポンやドリンク無料券を発行する方法があります。
また、店の利用後に感想をツイートしてくれたお客さまに対し、ツイートの「いいね」の数や「フォロワー」の数だけ次回割引する方法も有効です。
飲食店がTwitterの運用を始めたにもかかわらず、なかなか結果が出ないこともあるでしょう。うまくいかない場合は、以下のコツを意識しながらTwitterを上手に利用していくことが大切です。
投稿内容を充実させる
ツイートにこまめに反応する
炎上対策に気を配る
3つのコツについて、それぞれ詳しく解説していきます。
1. 投稿内容を充実させる
より多くの人に注目してもらうためには、投稿する内容を充実させることが必要です。おすすめメニューの写真や調理風景を投稿すれば、Twitterの利用者にインパクトを与え、来店のきっかけにもなります。
また、月初めにTwitter上でその月に混雑しそうな日や休業日を知らせるなど、お店の最新情報を投稿するようにしておけば、ユーザーがこまめにツイートをチェックするようになるでしょう。
2. ツイートにこまめに反応する
店名をTwitter上で検索すると、自店を話題にしているツイートが見つかります。投稿内容に一喜一憂するのではなく、「いいね」や「リツイート」を用いて積極的に反応するようにしましょう。
利用した飲食店からすぐに反応があれば、お客さまが店に対して抱く印象が良くなります。その結果、再来店につながる可能性が高くなるでしょう。
3. 炎上対策に気を配る
飲食店がTwitterを活用すると、さまざまなメリットが期待できます。その一方で、「炎上」のリスクにも注意が必要です。
炎上とは、個人や企業のツイートに対し、批判や誹謗中傷のコメントが殺到することを指します。Twitterは拡散力が高いため、一度炎上すると沈静化させる(火消し、鎮火)ことはなかなか困難です。
勢いでツイートせず、「内容に誤りはないか」、「常識的な内容か」などをあらかじめ考慮し、炎上を未然に防ぎましょう。
集客に役立つSNSは、Twitterに限りません。Twitter以外にも、以下のSNSを活用できます。
LINE
総務省によるSNS利用率に関する統計では、2020年時点に全年代でのFacebook利用率が31.9%、Instagramが42.3%、LINEは90.3%でした。各SNSの特徴と活用方法を解説します。
出典:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
1. Facebook
Facebookは、ほかのSNSと比べると利用している年齢層が高い点が特徴です。Twitterよりも入力できる情報が多く、公式HPの代替で利用している店もあります。
またTwitterと同じように、新商品の写真をアップしていくことで宣伝も可能です。ただし、原則として実名での利用であるため、拡散力はTwitterよりも低い傾向にあります。
2. Instagram
Instagramは、特に若年層に支持されています。Twitterが短文を重視するのに対し、Instagramは写真を重視する点が特徴です。
自店の見映えの良い料理を定期的にアップすることで、若い世代の来店をうながしましょう。ほかのSNSと同様に、利用者とこまめにInstagram上でやり取りすることも大切です。
3. LINE公式アカウント
LINEは、幅広い年代が利用しているSNSです。そのため、TwitterやInstagramでアピールできなかった層にもアピールできます。
飲食店が集客で利用するのは、個人が利用する通常のLINEアカウントではなく、LINE公式アカウントです。LINE公式アカウントでは、店舗で使用するクーポンを発行し、メッセージとして利用者に配信できます。
Twitterは「拡散されやすい」、「若い世代の利用が多い」などの点が特徴です。飲食店がTwitterを活用することで、店の情報を瞬時に拡散できます。
飲食店がTwitterを活用して集客に活かすには、お客さまのニーズをチェックすることや、キャンペーンを打ち出して知名度を上げることが大切です。まだTwitterを利用したことがない場合は、まず自店のTwitterアカウントを開設するところから始めましょう。
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