TableCheck Author
2022年2月9日 · 読了時間:5 分
店舗情報を管理できるGoogleビジネスプロフィール(旧:GoogleMyBussiness)は、飲食店集客にも効果的です。飲食店選びがネット上で行われるのが一般的になっている現代では、利用客が求めている情報を的確に発信することが重要です。テーブルチェックとも連携しているGoogleビジネスプロフィールの概要やメリット、活用ポイントをご紹介します。
Googleビジネスプロフィールは、無料でGoogleサービス上に掲載される店舗情報を管理できるツールです。
例えば「近く カフェ」や「東京駅 イタリア料理」などのキーワードで検索した際に、GoogleマップやGoogle検索結果ページにお店の情報が表示されます。
店舗の基本情報はもちろん、写真や提供メニュー、施設の情報など、ユーザーが知りたいと思う情報が網羅されています。瞬時に必要な情報を得られるため、Googleビジネスプロフィールの情報を元にお店選びをする方も最近急増しています。
Googleビジネスプロフィールが集客に強い理由は、なんといってもその表示方法と表示場所にあります。Googleビジネスプロフィールに登録された店舗情報は、Googleエンジンで検索した場合、ポータルサイトや他の店舗の公式サイトより上部に表示されます。
店舗名や電話番号だけではなく、地図での位置や写真も確認できるため、効果的なアピールが可能です。Googleビジネスプロフィールを活用すれば、よりユーザーの目に留まりやすい場所にお店の情報を掲載できます。
飲食店がGoogleビジネスプロフィールを利用することで、次の4つのメリットが得られます。
無料で集客効果を実感できる
Googleマップを利用する多くのユーザーに訴求できる
インバウンド集客にも効果が見込める
長期的に集客効果が得られる
Googleビジネスプロフィールは、無料で利用できるツールでありながら、高い集客効果が期待できる非常に有効なツールです。各ポイントを詳しく解説します。
1.無料で集客効果を実感できる
Googleビジネスプロフィールは、無料でお店の宣伝ができる点が大きなメリットです。無料で取得できるGoogleアカウントさえあれば、誰でも利用できます。
飲食店の集客というと、多くの店舗情報を比較できるポータルサイトを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。ポータルサイト自体の集客力があれば、登録するだけで一定の集客効果が見込めるのが特徴です。
しかし、Googleビジネスプロフィールと違い、ポータルサイトは月額の掲載料や送客手数料費用がかかるため、コスト負担が発生します。
Googleビジネスプロフィールはその点、無料で利用できるため、費用的な負担なく集客効果を上げられるのです。
2.Googleマップを利用する多くのユーザーに訴求できる
Googleマップは、日本でも群を抜いてユーザー数が多い地図アプリです。2019年2月のエフェクチュアルのプレスリリースによると、Googleマップの地図アプリ利用率は81.8%で第1位、約8割を超える人々が利用しています。
2位のYahoo!地図の利用率が44.5%しかないことを考えると、いかにGoogleマップが支持されているかが分かるでしょう。Googleビジネスプロフィールを利用すれば、効率的にGoogleマップを利用する多くのユーザーにアピールが可能です。
3.インバウンド集客にも効果が見込める
Googleビジネスプロフィールを利用して店舗情報を発信すれば、日本のみならず海外からの観光客にもお店を見つけてもらえます。Googleのサービスは世界中で利用されているため、Google検索やGoogleマップを使ってお店選びをする人は数多くいると考えられるからです。
万が一日本語が分からない観光客でも、Googleの翻訳機能を使って簡単に自国の言語で情報をチェックできるのもポイント。インバウンド集客用に他のツールを別途利用しなくても、Googleビジネスプロフィールを使って国内外の集客対策を一括して行えるため、効率アップにも貢献します。
4.長期的に集客効果が得られる
Googleビジネスプロフィールを使った集客効果は、長期的に続くと期待できます。なぜなら、Googleビジネスプロフィールに正しい店舗情報を掲載し、お客さまの口コミを集めることで、お店に関する情報がどんどん蓄積されるからです。
蓄積された情報がGoogleに評価されれば、キーワード検索上位を獲得でき、ユーザーの目に留まる確率も高まります。一時的に高い費用を掛けて出す広告やポータルサイトよりも、持続的な効果が見込めるでしょう。
誰でも無料で利用できるGoogleビジネスプロフィールですが、なんと以下4つの機能を全部備えています。
正確な店舗情報の管理と情報発信
簡易ホームページの作成
口コミの管理
アクセスデータ分析
高額な費用がかかるポータルサイトに引けを取らない機能を備えているGoogleビジネスプロフィールで、できることを詳しくご紹介します。
1. 正しい店舗情報の管理と情報発信
Googleビジネスプロフィールの基本となるのは、正確な店舗情報の管理と情報発信です。店名や電話番号、住所などの基本情報を間違いなく登録するのはもちろん、サービスや提供しているメニューの内容や施設情報など、ユーザーが気になる情報をできるだけ最新のものを掲載しておきましょう。
例えば、移転やメニューの変更をしたのに情報を更新していないと、Googleビジネスプロフィールを見て来店してくれたお客さまをがっかりさせてしまう可能性も。Googleビジネスプロフィールの情報は、常に最新で正確な情報を維持できるよう心掛けましょう。
2. 簡易ホームページの作成
お店の公式サイトがない場合は、Googleビジネスプロフィールに登録した情報を使って簡易的なホームページを作ることもできます。作成したサイトには、Googleビジネスプロフィールに投稿した写真や口コミなども自動的に反映されるのがメリットです。
Webサイト作成の専門的な知識がなくても、Googleビジネスプロフィールに登録したら、難しい手順なしで簡単に自社のホームページが作成できます。
3. お客さまとの交流
自社サイトで口コミを集めようと思うと、ある程度のアクセス数が必要になるため、容易ではありません。一方で、Googleビジネスプロフィールであれば、比較的書き込みをしてくれるユーザーが多く、容易にお店に対する感想などの口コミを集めることができます。
特にGoogleビジネスプロフィールは、国内外問わず幅広いユーザー層を獲得しているため、海外ユーザーとの交流も可能です。インバウンド集客にも有効なのが、Googleビジネスプロフィールのメリットです。
店舗のオーナーとして、書き込んでくれたコメントへの返信も忘れずに行えば、お客さまとの貴重な交流の場として利用できます。否定的なコメントをもらってしまった場合も、適切な対応を取ることで挽回のチャンスも得られるでしょう。
4. インサイト機能を使ったデータ分析
インサイト機能とは、店舗情報をチェックしてくれたお客さまのアクセスデータを確認できる機能です。確認できるデータの内容は次のとおりです。
ユーザーが店舗を検索したキーワード
ユーザーが店舗を見つけた手段(検索、マップ)
ユーザーの取ったアクション
ルート検索が行われたエリア
電話を受けた回数
写真の閲覧数や掲載枚数
検索に使われたキーワードやユーザーのエリア情報などは、今後の集客を強化するマーケティング施策を立てる際にも利用できます。
専用のツールを使わずにこれだけの情報を得られるため、Googleビジネスプロフィールを使って損はないでしょう。
Googleサービス上の店舗情報を管理できるGoogleビジネスプロフィールは、Googleアカウントと紐づけて利用します。
まだGoogleアカウントを取得していない場合は、新規アカウントを取得しておきましょう。アカウントの取得は、Googleアカウントの作成ページから無料で行えます。
すでにGoogleアカウントを持っていれば、そのアカウントを使ってGoogleビジネスプロフィールの登録が可能です。
Googleビジネスプロフィールの新規登録手順
Googleアカウントを準備したら、Googleビジネスプロフィールログインページにアクセスして、情報の登録を進めます。Googleビジネスプロフィールに、自分のお店の情報を登録する手順は次の6つです。
①ビジネス名(店舗名)を入力する
②住所を入力する
③Googleマップ上での表示位置を調節する
④ビジネスカテゴリ(業種)を選択する
⑤電話番号を入力する
⑥店舗のWebサイトを登録(連携)する
登録する店舗情報の基本となる部分であるため、間違いなく入力しましょう。もし誤って登録してしまった場合は、登録完了後の管理メニューから編集ができます。
登録後はオーナー確認を忘れずに
Googleビジネスプロフィールに基本情報を登録し終わると、オーナー確認の案内が表示されます。「オーナー確認」とは、実際にその店舗のオーナーである事実をGoogleに認定してもらう制度です。
ハガキや電話など表示される手段のなかから、オーナー確認方法を1つ選びましょう。Googleから確認コードを受け取ったら、Googleビジネスプロフィールのサイトで確認コードを入力し、オーナー確認完了です。
オーナー確認が問題なくクリアできれば、Googleビジネスプロフィールの全機能が利用できるようになります。Googleビジネスプロフィールをフル活用するためにも、オーナー確認は避けて通れません。
飲食店がGoogleビジネスプロフィールを使いこなすには、基本登録とオーナー確認だけでは力不足です。登録を済ませただけでは、お店の情報に辿り着いてくれるユーザーは増えないからです。
Googleはユーザーファーストの企業として、Google検索ではユーザーに有益な情報を優先して表示するアルゴリズムが組まれています。つまり、Googleビジネスプロフィールの情報をしっかりと管理することで、Googleサービスでの上位表示が達成できるのです。
ご紹介する5つのポイントを意識してGoogleビジネスプロフィールを運営してみましょう。
・正しく最新の情報を提供する
Googleビジネスプロフィールの基本は、正確な情報を発信することです。間違った情報や古い情報を掲載していては、情報の信頼度が低下してしまいます。
ユーザーが必要とする情報の網羅と定期的な情報更新が欠かせません。Googleビジネスプロフィールを活用すると決めたら、ある程度の時間を確保して取り組む必要があるでしょう。
・メニューや店舗の写真を掲載する
Googleビジネスプロフィールでは、店名や電話番号といった基本的な情報だけではなく、店内の様子やメニューの写真も掲載可能です。特に飲食店の場合は、ユーザーのお店選びに際して、お店の雰囲気や提供されているメニューの情報は欠かせません。
視覚的にユーザーにアピールするために、掲載する写真や動画にこだわるとよいでしょう。
・口コミを増やして管理する
お店選びの重要な要素ともいえるのが、口コミや評価の内容です。Googleビジネスプロフィールでは、利用者が5段階で評価を行います。
好意的な口コミの数が多いほど、またお店の評価が高いほど、見ているユーザーには効果的にアピールできるでしょう。せっかく書き込んでくれた書き込みには、真摯な態度で返信すると喜ばれるはずです。
一方、余りにも悪意のある口コミが書かれてしまった場合は、速やかにGoogleに削除要請をしましょう。
・投稿機能でリアルタイム情報を発信する
投稿機能とは、Googleビジネスプロフィールで短いテキストと画像や動画を一緒に投稿できる機能です。リアルタイム情報の発信に適しているため、SNSのように気軽に利用できます。
期間限定メニューのお知らせや臨時休業のお知らせなど、すぐに伝えたい情報を効率よく発信できるのが特徴です。Googleビジネスプロフィールの更新頻度を上げたい場合にも、投稿機能を活用しましょう。
・リピーター集客にフォロー機能を活用する
リピーター獲得にも有効なのが、Googleビジネスプロフィールのフォロー機能です。フォロー機能とは、ユーザーがお店のページでフォローボタンをタップするだけで、簡単にお店の発信する情報を受け取れるようになる機能です。
フォローしてもらえれば、お店としては継続してお客さまにアピールできるチャンス!フォローしてくれたユーザーのGoogleマップに「おすすめ」として表示されるため、再来店を促すきっかけにもなるでしょう。
ご紹介したとおり、Googleビジネスプロフィールは無料で利用できるツールでありながら、さまざまな便利な機能を搭載しています。ポータルサイトや広告は利用料が高くつく場合も多く、集客効果を得られるまで継続して利用するのが難しいと感じているお店もあるでしょう。
飲食店では、店舗の雰囲気やメニューの内容を魅力的にアピールすることが欠かせません。Googleビジネスプロフィールを上手く活用すれば、多くのお客さまに見つけてもらえる店舗に近づけます。
テーブルチェックでは、Googleビジネスプロフィールと連携しているので、Google連携を設定しているお店であれば、ユーザーはGoogleマップやGoogleビジネスプロフィールからスムーズに検索から予約までを完了させることが可能です。
Googleビジネスプロフィールとテーブルチェックを活用して、今すぐ集客効果アップを目指しましょう。
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