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データに見る新型コロナウイルスが飲食店に及ぼす影響 ー緊急事態宣言「発令」から「一部解除」まで

来店件数回復傾向、緊急事態宣言39県解除後初の週末

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仁木 有花

2020年5月19日 · 読了時間:2 分

この度5月14日に、39県において緊急事態宣言が解除されたことを受け、全国を対象に緊急事態宣言が発令された期間(2020年4月16日~5月14日)を対象としたデータ分析ブログ、「データに見る新型コロナウイルスが飲食店に及ぼす影響 緊急事態宣言『発令』から『一部解除』まで」を公開しました。

本ブログでは、当社集計による来店件数の推移など種々のデータを記載しております。ぜひご一読ください。

はじめに

はじめに新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に罹患された皆様、および、新型コロナウィルス感染拡大により影響をうけられている飲食店の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

5月14日に発表された緊急事態宣言の一部解除に伴い、経済活動再開に向けた動きが徐々に広がってきています。しかし、飲食業界においては、引き続き感染防止対策のため休業や短縮営業が求められるなど、新型コロナウイルス感染拡大以前の営業水準に引き戻すことは極めて難しいのが現状です。

本ブログでは、新型コロナウイルス感染拡大の飲食店に対する影響をデータでまとめました。

弊社代表によるブログ記事も公開中です。ぜひあわせてご覧ください。

新型コロナウイルス感染症影響データ①【エリア別】1店舗あたりの平均来店件数(5/17時点)

A. 緊急事態宣言継続8都道府県平均値(北海道、東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、京都、兵庫)
B. 緊急事態宣言解除の愛知、福岡2県平均値

   

来店件数、全国的に回復傾向。緊急事態宣言39県で解除後、対象エリアでより顕著

5月14日、当初の予定より半月ほど早く39県で緊急事態宣言が解除されました。4月16日に全国を対象に宣言が発令されてから約1ヶ月。対象期間前後で、飲食店の来店件数にも大きな変化が見られました。今回は、特定警戒都道府県に指定されたエリアのうち、10都道府県を対象に1店舗あたりの来店件数を比較しました。

緊急事態宣言が解除されてから初めての週末は、2020年に入り1店舗あたりの来店件数が最低値を記録した4月20日と比較して、5月16日は全国的に回復傾向が顕著になりました。解除対象地域では、0.88件→2.95件に、解除対象外の8都道府県では、0.75件→2.28件となり、依然として来店件数は低水準ながら大幅な改善が見られます。感染拡大が緩やかになってきたことや、自粛休業の限界から営業再開する店舗が増加していること、また、消費者側の自粛疲れなどが背景にあるとみられます。8都道府県への緊急事態宣言解除が決定した場合にはさらなる伸長が見込まれます。

長引く休業要請により多くの飲食店が店舗存続の危機に直面しており、1日も早い通常営業の再開や営業時間の延長、そして自粛中のマイナスを補填するための早急な支援策が求められています。


新型コロナウイルス感染症影響データ②【4/16-5/17】1店舗あたりの予約件数 昨年同期比(5/17時点)

    

    

新型コロナウイルス感染症影響データ③ 1店舗あたりの月間平均予約件数 昨年5月比(5/17時点)

   

予約件数緩やかに回復も、大型連休から低水準のまま横ばい

2020年5月の1店舗あたりの予約件数は、5月17日時点で前年同月比87.3%減となり、大幅な減少を記録した大型連休の87.3%減(前年同期比4/29-5/6)と同様の水準となりました。昨年2019年5月は1店舗あたりの平均予約件数が14.2件/日だったのに対し、2020年5月は1.8件/日前後で推移しています。39県で緊急事態宣言が解除され、来店件数に回復の傾向が見られるものの、依然として先行きの不透明感が残ることが、予約件数の回復を遅らせる要因となっていることがみてとれます。しかし、極めて緩やかではあるものの、予約件数も上昇傾向にあります。今後も感染防止対策は欠かせない中、飲食店においても「新しい生活様式」を前提とした、アフターコロナを生き抜く新たなアイデアや施策が求められています。

新型コロナウイルス感染症影響データ④【4/16-5/17】キャンセル率 昨年同期比(5/17時点)

  

外出自粛要請により予約件数自体が減少していることもあり、キャンセル率(全予約件数におけるキャンセル件数の割合)は徐々に低下しています。しかし、依然として昨年の水準を大幅に上回るキャンセル率で推移しており、5月のキャンセル率は昨年同期比の約2.9倍となっています(2019年5月平均キャンセル率11.3%と2020年5月平均キャンセル率32.5%を比較、5月17日時点)。新型コロナウイルスの影響で多発した予約キャンセルにより、歓送迎会などの宴会予約が集中する3月~4月の売り上げを失った飲食店にとっては、1日も早い営業再開による売上の回復が急務となっています。

*1…5月18日以降のキャンセル率は、実際の営業状況によって変動します。

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  • グラフ1~4はいずれも2020年5月17日時点の当社集計データです。

  • 「予約件数」の定義は、当日来店客(ウォークイン客)を除く全予約件数です。

  • 「来店件数」の定義は、キャンセルと無断キャンセルを除く全来店件数です。

  • 本データは、当社が開発・提供する予約システム「TableCheck」を利用中の飲食店を対象としています。各グラフは、来店日データをもとに当社が作成しました。

  • 本データの詳細な数値につきましては、下記PRまでお問い合わせください。

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本ブログ・データに関するお問い合わせ先

株式会社テーブルチェック 
PR 望月・仁木 宛
E-mail pr-jp@tablecheck.com

WRITTEN BY

仁木 有花

埼玉県出身。神田外語学院英語専攻科卒業後、ホテル椿山荘東京(旧・フォーシーズンズホテル椿山荘)へ入社。 10年超にわたり和洋レストランでの現場経験を積み、サービスコンクール等での優勝実績を持つ。2016年に入社し現在は広報を担当。日本ソムリエ協会認定 ソムリエ。趣味は映画鑑賞と柔術。

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